子どものおねしょ対策!小学生はおねしょは夜尿症かも…?
こんにちは!元保育士なっぺです🐣
子どものおねしょ で布団を濡らしてしまって、ため息をついたり、つい怒ってしまうことありますよね。
後片付けが大変なだけでなく、頻度が多かったり、大きくなっても治らなかったりすると親としても不安になります。
最近は小学校入学後、だいたい5.6歳以降のおねしょのこと指す「夜尿症」という言葉もよく聞かれるようになりました。
それらの説明とともに、
子どものおねしょはなぜ起きて、どんな場合にお医者さんに診てもらえば良いのか。
またお家で出来る対策も、専門家に聞いてみました!
子どものおねしょが減るのは何歳?
生まれてから1歳すぎまでは、毎日のように寝ている間におしっこをします。
2歳も後半になると夜におねしょをする子どもの数は1/2に減り、3歳児では1/3、4歳児では1/4と年齢とともに減っていきます。
それでも、たまにおねしょ…なんて、5歳くらいまでは当たり前!
誰もが通る道です。
でもその頻度が多かったり、小学生になっても続く場合、少し心配になりますよね。
実は、
5、6歳児の10~20%
小学校低学年の約8%
小学校高学年で約5%の子どもがおねしょが治っていないというデータもあるんです。
この頃、月に数回以上おねしょをしてしまう場合は、病院での治療や薬で適切な対策を取った方がよい場合が多いため、「夜尿症」といいます。
12歳を過ぎると、その多くは消失していきますが、0.1~0.3%程の割合で、成人になってからも夜尿症がみられる場合があります。
おねしょの原因は?
寝ている間に作られる尿の量と、尿をためる膀胱の大きさ。
このバランスがとれていないため、膀胱から尿が溢れ出てしまうのが幼児期のおねしょの原因とされています。
2~3歳ごろから膀胱の容量が大きくなり、4~5歳ごろには、夜のおしっこでも貯められるように成長していきます。
また、眠っている間に脳から分泌される「抗利尿ホルモン」が増え、夜間の尿の量も抑えられるようになってきいます。
つまり、2~5歳ごろはまだ成長段階で、膀胱が小さい上に、この抗利尿ホルモンの分泌リズムが整っていないため、夜のおしっこの量が少なくならず、おねしょをしてしまうのです。
この原因以外に、睡眠の質がよくない場合や、疲れやストレス、胃腸が弱いなどの体質によっておねしょをしてしまうこともあります。
よく漫画やアニメなどでも「大きくなったのにおねしょして!!」と怒っている場面がありますが、実際は、おねしょは本人の努力不足ではありません。
そして、お母さんお父さんの育児に問題があるわけでもありません。
イメージだけで親を責める声もありますが、全く無視して大丈夫です。
幼児期のおねしょ対策
まずは水分コントロールと生活習慣の改善指導です。
水分摂取のタイミングは朝と昼に少し多めにとって、夕方からは控えめにします。
夕食はできれば就寝の2~3時間前には済ませておきましょう。
子どもが寝る前にのどの渇きを訴えたら、氷を1、2個与えてもいいです。
心配になって夜中に起こしてトイレ行かせるのは逆効果。
抗利尿ホルモンは、夜にぐっすり眠ることで分泌されるので、出来るだけ避けてください。
日常的にトイレに促しすぎるのも、おしっこをためる力がつかなくなってしまいます。
頻繁にトイレに連れて行くのは避けましょう。
また思い切って夜だけオムツに戻す、という方法もあります。
そこで安心感を得て、徐々におねしょが無くなったという先輩ママの声もあります。
お姉さん・お兄さんパンツなんだからね!と圧をかけるのは、案外子どもにとっては緊張や怒られるかもしれないといった不安がうまれ、逆効果になる場合もあるのです。
小学生のおねしょ対策
先ほどの水分コントロールと生活習慣の改善に合わせて、
ホルモンを補う薬を飲んだり、おねしょをしたら鳴るアラームをパンツにつけたりする治療法を組み合わせていきます。
小学校に入ってからおねしょが続くと、子ども自身も心理的負担が大きくなっていきます。
自尊心が低下することで、学校の勉強や友達関係にも影響が出ることがあります。
少しでも心配に感じたら、早めに小児科で相談しましょう。
幼児期から小学生までどの年齢でも、
おねしょ対策で何よりも大切なのは、子どもを責めないこと。
親のイライラや焦り、不安に子どもたちはとても敏感です。
親子で悩み抱える前に、早めの医療機関への受診をおすすめします。決して恥ずかしいことではありませんからね!
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