ミルクを飲まないのは哺乳瓶が合っていないのかも。選び方とおすすめ5選
こんにちは!元保育士、なっぺです🐣
子育てのなかで
「さっきミルクを飲んだばかりなのに、もう泣いてグズってる…」
なんてことありませんか?
このような場合、何らかの原因でミルクが足りずお腹がすいている可能性が大きいです。
その原因のひとつに、 哺乳瓶 が赤ちゃんに合っていないことが挙げられます。
そんな何でも良さそうで実は選ぶのが難しい哺乳瓶も、最新の研究から新商品が続々と開発されています。
今回はそんな哺乳瓶の選び方とともに、最新のおすすめ哺乳瓶をご紹介します。
哺乳瓶 の選ぶポイント
哺乳瓶を選ぶ際のポイントは主にこの5つ。
ポイントを順番に見ていきましょう!
ちなみに出産の準備をされている方は、
哺乳びんなどの授乳用品は、妊娠24週くらいまでに準備しておくのがベストです。
サイズの選び方
哺乳瓶のサイズは基本的に160ml以上のサイズがおすすめです。
ミルク育児の場合の基本的な哺乳量がこちら。
新生児とは生まれてから28日以内の赤ちゃんのことを指します。
混合の場合は少し減りますが、表を見てもわかる通り、3ヶ月ごろには1回の授乳で160ml飲むようになります。
小さければその分軽いのでママは楽ですが、その後赤ちゃんの成長とともに買い替えなくてはいけなくなるので、最初から240mlを買っておいても良いでしょう。
ただ、メーカーによっては、容量の大きい哺乳瓶には大きい月齢の乳首がついていることが多いです。
新生児期には、しっかり新生児用の乳首を買うなど、赤ちゃんの成長に合わせて替えてあげましょう。
ちなみに飲むミルクの量あくまで目安です。
たまにそれ通りの量を飲まない日があっても、それ以上を飲んでも全く問題はありません。
大事なのはしっかりと体重が増えていること。
成長に不安を感じたら医療機関に相談してみましょう。
哺乳瓶 の本数選び
完全母乳育児の場合は1個買っておいて、必要であれば買い足しましょう。
赤ちゃんとお母さんが必ずしも毎日一緒にいるわけではありませんし、小さいうちから哺乳瓶に慣れさせておくことはとても大事です。
混合・完ミの場合、2本以上は持っておいた方が良いでしょう。
外出用と自宅用で分けて、プラスチック1本、ガラス1本で買うと扱いやすいです。
哺乳瓶 の素材選び
哺乳瓶のボトル部分の素材には大きく分けて以下の3つがあります。
• ガラス
• プラスチック(樹脂)
• シリコン
またプラスチック製でも「トライタン」や「PPSU」など非常に種類が豊富です。
それぞれのメリットデメリットを考慮して選びましょう
素材 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ガラス |
キズがつきにくいので、清潔を保ちやすい 劣化しにくく、臭いがつかない 熱に強い 熱が逃げやすいので冷ましやすい |
重い 落とすと割れやすい
|
ポリプロピレン(PP) |
軽い 割れにくい 環境ホルモンを含まない |
傷がつきやすい 薬液消毒で劣化しやすい ミルクを冷ましにくい |
ポリエーテルサルホン(PES) |
軽い 高熱に強い(180℃まで) 割れにくい 環境ホルモンを含まない |
値段が少し高い ミルクを冷ましにくい 紫外線による劣化がある |
ポリフェニルサルホン(PPSU) |
軽い 高熱に強い(180℃まで) 耐衝撃性に優れ、透明プラスチックのなかでは最高レベル |
紫外線による劣化がある 臭いが付きやすい |
ちなみに「BPA FREE」や「BAPは使用していません」などの注意書きを見たことはありませんか?
この”BPA”とは、プラスチック製品に使用されることのある化学物質のことです。
正式には「ビスフェノールA」 (Bisphenol A) といい、特に身体の小さい乳幼児の成長への影響や第二次性徴の早期出現(ホルモンへの影響)が問題視されています。
アメリカでは、2012年に哺乳瓶へのBPA使用を禁止されています。
日本製の哺乳瓶はほとんどがBPAフリーですが、海外製品などはまれに例外がある可能性があるため、念のため確認しておくと安心です。
哺乳瓶の乳首(ニップル)選び
新生児用として使う場合に最も考慮しなければいけないのは、哺乳瓶の乳首、いわゆるニップルです。
基本的には同一メーカーであれば乳首は交換できるので、新生児向けにSサイズから月齢に合わせて変えていくことができます。
新生児の頃には使えないものや、消毒方法によっては使えないものもあります。
注意して選ぶようにしましょう。
乳首(ニップル)の素材
ニップルは赤ちゃんの好き嫌いが一番分かれやすいです。
主な素材は3種類。
・天然ゴム・・・ママの乳首に近い感触、柔らかく、ゴム臭強め
・イソプレンゴム・・・天然ゴムとシリコンゴムのちょうど中間くらいの柔らかさ、中間くらいのゴム臭
・シリコンゴム・・・感触は少し固め、ゴム臭はない
選び方としてはどれでも問題ありません。
ですが先程の通り、赤ちゃんの好き嫌いがわかれやすいので、あまり飲まない場合は素材を変えてみても良いでしょう。
ちなみに、現在の哺乳瓶だとシリコンゴムが多いです。
おすすめ 哺乳瓶 5選
新世代哺乳瓶 ネイチャーセンス / ヌーク(NUK)
ドイツNo.1ほ乳びんブランドのNUKが開発した、おっぱいに限りなく近い「ネイチャーセンス」かつてないほど自然な、新発想のほ乳びん。
複数の穴からミルクが出て直接のどに流れ込まないので、唾液と混ざって飲み込むことができ、むせにくく、消化を助けます。
ワイドなニップルが、舌をたくさん動かしながら飲む「おっぱい飲み」が可能に!
《 サイズ 》
容器 : 全3種類
120ml・240ml・260ml
ニップル : 月齢と飲み物に合わせて全5種類
(全て0~6ヵ月ミルク用ニップルが付属)
《 色 》
全サイズ4色展開
《 素材 》
ニップル:合成ゴム(シリコーン)
びん:120ml・240mlはポリプロピレン、260mlはガラス製
※BAPフリー
《 原産国 》
ドイツ
《 お手入れ方法 》
洗浄:びん、フード、キャップは、授乳後すぐにぬるま湯につけ、やわらかいスポンジを使い、ほ乳びん用洗剤で洗浄してください。
ニップルは軽くもみ洗いをしてください。
煮沸消毒:〇
薬液消毒:〇
電子レンジ消毒:〇
《 デメリット 》
ニップルがやわらかい素材のため、歯が生えた子どもが思いっきり噛むと裂ける場合があるそう。
また、ニップル交換の目安は約1~2ヵ月ととても短いです。
やわらかさを維持するために、2個以上のニップルを交互に使うことが推奨されているなど、その特徴ゆえにめんどくさい作業があるのが難点…。
母乳実感 Coating / ピジョン(pigeon)
(画像提供:sankeibiz)
***8月1日より、全国のアカチャンホンポにて先行&限定販売***
ピジョンが60年にわたって研究・開発した「母乳実感®」
おっぱいとの併用がスムーズにできるように、一時的に哺乳びんを使っても無理なくおっぱいに戻れることを目指して作られた哺乳びんです。
⽇本国内の病院・産院で最も多く使われており、
【9年連続★たまひよ赤ちゃんグッズ大賞2018・哺乳びん部門1位!】
【マザーズセレクション大賞2016受賞!】
など、たくさんのお母さんお父さんから支持を得ている実力派。
色んな授乳姿勢でも持ちやすく、手へのフィット感を追求したボトルデザインで、洗いやすく調乳しやすい、広口タイプです。
今回新発売の「母乳実感Coating」は、ガラスびんの表面に、まるでレースのようなやさしいふわっとしたコーティングをプラス。
デザイン性だけでなく、万が一落として割ってしまった時もガラスが飛び散りにくいのが特徴。
また、机に置いた時の音もやさしく、いつもよりちょっと安心して使えるガラスびんです。
《 サイズ 》
容器:2種類(160ml・240ml)
ニップル:月齢に合わせて全5種類(新生児のSSサイズ~9ヶ月以上までのLLサイズ)
《 柄 》
2種類(tree柄・wing柄)
《 素材 》
ニップル:合成ゴム(シリコーンゴム)
びん:ほうけい酸ガラス(コーティング有り)
《 原産国 》
日本
《 お手入れ方法 》
洗浄:耐熱ガラス製の哺乳びんはナイロンブラシで洗うと、哺乳びんを傷つけず、しっかり洗えます。
ニップルは、同メーカーのウレタン製スポンジで出来た専用ブラシを使うと、シリコーンゴムを傷つけずにやさしく洗うことができます。
煮沸消毒:〇
薬液消毒:〇
電子レンジ消毒:〇
《 デメリット 》
こちらはまだアカチャンホンポ限定販売のため、インターネットで購入することが出来ません。
赤ちゃんが生まれたばかりで外出が出来ないママには少し不便かも…。
ドクターベッタ哺乳瓶 Flower&Yarn / ベッタベビーストア(Betta)
匠の技術が生み出す手づくりの耐熱ガラス製哺乳瓶です。
【キッズデザイン賞】
【グッドデザイン賞】
などの受賞歴がある独特なデザインは、
「理想的な授乳姿勢を実現すること」
それが、特徴的なドクターベッタ哺乳びんのカーブの理由です。
アメリカの小児科医が考案したこの哺乳びんは、日本製にこだわりながら素材や乳首の改良を何度も繰り返し、より良い商品へと成長してきました。
この理想的な授乳姿勢とはつまり、母乳と同じように上体を起こした状態でキープしながらミルクが飲めることをいいます。
上体がしっかり起き上がっていることで、口から飲んだミルクが耳へ流んでしまうことや、食道以外の場所へ流れ込む誤嚥(ごえん)を防ぎます。
また、助産師考案のママの乳首に近い「ブレイン乳首」はクロスカットで、力強いソシャクを促します。
乳児期からしっかり噛むことで、
・アゴを発達させ歯を丈夫にする
・噛み砕くことで消化を助ける
・唾液の分泌を促す
などたくさんのメリットがあります。
《 サイズ 》
容器:200㎖
他のシリーズには120㎖・240㎖もあります。
ニップル:好みの飲み方に合わせて全2種類(クロスカット・丸穴)
《 色 》
デザイン・カラー約30種類以上
《 素材 》
ニップル:シリコーン
びん:耐熱ガラス製・プラスチック(PPSU)
《 原産国 》
日本
《 お手入れ方法 》
洗浄:白馬毛を使った、ドクターベッタ哺乳びん専用ブラシセットでボトルの隅々から、洗いにくい乳首の裏側や細かな溝まで簡単に洗浄できます。
煮沸消毒:〇
薬液消毒:〇
電子レンジ消毒:〇
※ 乳首、キャップフードは耐熱120℃
《 デメリット 》
1つ1つ手作りのドクターベッタは他の哺乳瓶に比べ、少し値段が高いです。
この特徴的な形のため、入り口の大きな哺乳瓶よりも洗浄が難しく、専用のブラシセットを購入する必要があります。
また、丸穴の場合は傾けるだけでミルクが出てくるようになっています。
ベッタ哺乳びんにはボトルのカーブがあるため、勢いがつきやすくなってしまい、思わぬところでミルクが飛び出すこともあります。
授乳のお手本 / Conbi
「母乳復帰」を第一に、母乳と同じ飲み方を促すことにこだわった哺乳瓶。
顔全体の筋肉を使ってあごを動かし、15~20分かけてゆっくり飲めるように、コンビ独自のミルクの量を調節する4段階流量調節機能を採用しています。
赤ちゃんの飲む力に合わせてミルクの出方を変えて、飲みすぎを防ぐことが出来ます。
またニップルを大きくすることで、自然と大きく口を開けて下を動かしながら飲むことが出来ます。
産院で使用しているところも多く、お医者さんにも進められることが多い実力派の哺乳瓶です!
《 サイズ 》
容器:2種類(160㎖・240㎖)
ニップル:月齢に合わせて全3種類(新生児のSSサイズ~18ヶ月以上までのMサイズ)
《 色 》
各サイズ・素材で1色ずつ
《 素材 》
ニップル:シリコーンゴム
びん:ほうけい酸ガラス・プラスチック(PPSU)
《 原産国 》
日本
《 お手入れ方法 》
洗浄:特に特別な道具は必要ありませんが、回転式ブラシセットや哺乳びん野菜洗い(洗剤)なども販売。
また、『除菌じょ~ずα 』は水を入れて、電子レンジで簡単5分でケースごと除菌し、そのまま保管ケースになる便利グッズもあります。
煮沸消毒:〇
薬液消毒:〇
電子レンジ消毒:〇
《 デメリット 》
4段階の流量調節機能があるためニップルを取り付ける際の組立が少し難しく、慣れるまでは手こずる方も多いです。
特に夜中のミルクづくりが難しく、慣れるのに時間がかかるかもしれません。
ChuChu / チュチュベビー
2018年9月に新発売!
チュチュ哺乳瓶の特徴は、新生児から卒乳までサイズアップ不要のシリコーンゴム製のニップルがついていること。
赤ちゃんの吸う力に応じてミルクを飲む量がコントロールできるスーパークロスカットを採用しています。
通常ですと、月齢に合わせてニップルの大きさが変わってきますが、子どもの成長は個人差がおおきいため、自分の子どもに本当に合っているのか心配になるお母さんが多いと思いますが、これなら安心です。
また、部品は瓶・乳首・固定のリングの3つだけ。
洗いものも少なく組立ても容易。哺乳瓶の太さもママの手になじみやすい大きさです。
毎日の使う哺乳瓶だからこそ、使いやすさにこだわった商品です。
《 サイズ 》
容器 : 全2種類
150ml・240ml
ニップル : シリコーンゴム・やわらかシリコーンゴム
(どちらもサイズは同じ)
《 色 》
2種類(メモリの色のみ)
《 素材 》
ニップル:合成ゴム(シリコーン)
びん:耐熱ガラス・プラスチック(PPSU)製
※BAPフリー
《 原産国 》
日本
《 お手入れ方法 》
洗浄:スーパークロスカットや空気弁がつまると乳首がへこんで飲みにくくなります。またゴムの特性で稀にくっつき閉じることがあるので、付属のニップルケアでお手入れして下さい。
煮沸消毒:〇
薬液消毒:〇
電子レンジ消毒:〇