発達を促す水遊び。知識を身につけ、事故を防ごう!
こんにちは!
子育てインストラクターのなっぺです🐣
少しずつ暖かい日が多くなってきましたね。
保育園や幼稚園ではもうすぐ子どもたちが大好きな 水遊び が出来るようになります。
今回は水遊びの魅力とその際の注意点についてまとめましたのでご覧ください!
水遊び はどうして楽しいの??
保育園、幼稚園でも子どもたちに大人気の水遊び。
どうしてこんなにも子ども達を惹きつけるのでしょうか。
1.五感で感じられる
水は年齢とわず子どもの好奇心を刺激する最高の素材で、『感覚遊び』を引き出します。
この『感覚遊び』は目や耳、皮膚感覚など、五感を通して自然物と接していくなかで、心を解放し、様々な物事に対する認識を深めていくのです。
暑い時期、水に触れるとひんやり気持ちいいですよね。
子ども達はこの気持ち良さや、「いつもとは違う」特別感を感じます。
当たり前ようですが、この「気持ちいい」という感覚はとても大切で、子ども達にとっては生きる喜びでもあり、遊んで楽しかったことが、次へのいろんな意欲へとつながっていきます。
2.気持ちを落ち着かせる
「気持ちいい」という気持ちと共に、力を加えると無理なくカタチを変え、自分の動きを全て受け止めてくれるお水には、気持ちを落ち着かせる効果があります。
『プレイセラピー』という遊びを通した心理療法があるように、自由度の高い遊びは子どもの自己表現の主な媒体であり、コミュニケーションの媒体としての役割も果たしています。
まだ上手に言葉を使って相手に思いを伝えることが難しい幼児期。
子どもは好きな遊びを通して気持ちを発散し、ストレスを解消することができます!
3.自分の働きで変化する
水の変化するところは何でしょう?
まずはカタチ。
手ですくって空に撒くと太陽の光に反射してキラキラと輝いたり、水鉄砲を使えば当たると痛いくらいの威力を持って一直線に出てきます。
昔は良くやったのですが、洗濯板やビート板で勢い良くすくうとクラゲのようなカタチにもなりますね。
道具を使うとさらにカタチの変化は広がります。
でもそれだけではありませんよね!
例えば温度。
暑い日と寒い日のプールの温度は違います。
蛇口から出てくる水の温度も変わりますよね!
日向に出しておくと水の温度はどんどん高くなり、まるでお風呂のようになったり…冷たいプールでもずっと入っているとあったかく感じたり…
これも子どもにとっては不思議のひとつです!
また、お砂を入れると感触や色も変わります。
砂の種類や、入れる量によっても全然違う。
どろんこ遊びに子どもたちの興味は尽きませんね😊
水遊びではあまり体験しませんが、味だって変わります。
オレンジジュースも牛乳も同じ液体。
大人からすると当たり前のようですが、子どもにとってはそんな不思議がいっぱいなんです!
(そう考えると、飲んでいい水と飲んではいけない水の違いなんて、子どもたちにはちょっと難しい…!)
そんな自由度の高い水。
先ほどの感覚遊びやごっこ遊びはもちろん、子どもたちの興味は様々な学びに繋がっていきます。
浮力や表面張力などは科学に、カップに入れた量や重さはも算数に…
そして私たちの日々の生活と水は切り離せないように、生活力につながる知恵をたくさん学ぶことが出来るのです。
幼児期の水遊びは、お水の不思議や美しさに出会う最高の機会です✨
サントリーの「水育キッズ」では「水」をテーマにした実験や、調べ学習も紹介しています!
水難事故を防ぐために知っておくこと
1.水深10cmでも溺れる危険性がある
子どもが溺れるときの想像をしてみて下さい。
多くの注意喚起のイラストがそうであるように、溺れる…とイメージすると、手足をばたつかせて「助けてー!」と騒ぐ光景が思いつきますよね。
ですが、実際は違います。
もがいたり暴れたりせず、静かに沈んでいくのです。
子ども自身も何が起こっているのか理解できず、助けを呼ぶ前に意識がなくなっていきます。
小さな子どもなら大きなプールやお風呂ではなく、たった10㎝の水深があればこのように溺れてしまうのです。
そのため、周囲が子どもが溺れていることに気付くことができず、痛ましい事故が起こってしまいます。
「隣の部屋で声が聞こえるから大丈夫だろう!」と安心せず必ず大人が近くに見守るようにして下さい。
2.水遊びは子どものペースで
水遊びが苦手な子どもや汚れるのが嫌いな子どももいます。
ですが先ほどもお伝えしたようにお水の気持ちよさや美しさ、楽しさや不思議などを感じることが大切です。
幼児期にわざわざプールへ行かなくても、顔がつけられなくても、全く問題はありませんので、お子さまのペースでお風呂遊びから始めても良いと思います!
慣れさせようと思って無理やり水をかけるのは、水だけではなく親も嫌われてしまうので気を付けましょう。(笑)
ただ小学校では水泳が必須になってくるので、大人の声掛けや水遊びのおもちゃを使って、少しずつ慣れていきましょう✨
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