「素直に甘えられない…」「人を信頼できない」そんな私が愛着障害だと気がつくまで①

こんにちは!なっぺです🐣

突然ですが…

Q.こんな症状当てはまりますか?

◆自分は誰にも認められていない、必要とされていないといった自己否定の感情をもつ

◆親との確執を抱えたり過度に従順だったりする

◆自尊心に乏しく、モノやお金に依存する

◆性的な問題も抱えやすい

◆自分を過度に高く評価し、特別な人間だとみなそうとする

◆人を信頼しにくく心から愛せない

◆人前で違う自分を演じる ほどよい距離が取れない

◆傷つきやすく、ネガティブ。ストレスにもろい。負の感情にとらわれる

◆過去の傷にとらわれ、過剰反応する

◆心や性格より、家柄や容姿、学歴に関心を示す

◆意地っ張りでこだわりやすい

◆不器用で場当たり的。計画性がない

◆発達障害と診断されることもある 小さい子どもとどう接していいかわからない、子どもが苦手

◆感情を感じにくくなる失感情症、空腹など体の声が聞けない失体感症

◆境界性パーソナリティ障害、自己愛性パーソナリティ障害

これらは今からお話しする、愛着障害の症状として挙げられるものです。

特に最後の2点は二次障害として引き起こされる可能性がある障害。

もし当てはまるものが多かったら、ぜひこの記事を読んで頂きたいと思います。

これは私が自分自身を愛着障害だと認め、向き合ったこれまでの体験談です。

愛着障害 とは

愛着障害とは:

乳幼児期に長期にわたって虐待やネグレクト(放置)を受けたことにより、保護者との安定した愛着(愛着を深める行動)が絶たれたことで引き起こされる障害の総称。

愛着障害を示す子供には衝動的・過敏行動的・反抗的・破壊的な行動がみられ、情愛・表現能力・自尊心・相手に対する尊敬心・責任感などが欠如している場合が多い。

他人とうまく関わることができず、特定の人との親密な人間関係が結べない、見知らぬ人にもべたべたするといった傾向もみられる。

施設などで育ち、幼少期には手のかからなかった子供が、思春期に万引きなどの問題行動を起こす例もある。

適切な環境で継続的に養育することで大幅な改善が期待でき、その点で広汎性発達障害と明確に区別される。→反応性愛着障害

デジタル大辞泉より

「私って愛着障害なのかも?」

そう思ったのは、保育学科の大学で発達障害を勉強している時でした。

はじめにお伝えすると、私は小さい頃虐待を受けた訳でなく、ネグレクト(育児放棄)だった訳でもありません。

怒られて殴られたことはあるけど、不理屈な理由で暴力を振るわれたこともない…。

だから授業で愛着障害と初めて聞いた時、私とは無関係のもの、むしろ特別な環境下の子どものこととして捉えていました。

愛着障害

しかし実際に児童福祉施設で働いていた教授が語った子どもたちの特徴は、子どもの時の私そのもので衝撃を受けました。

それから愛着障害について調べていくうちに、自分は軽度だとしても「これは私のことだ。」と認め、自分が感じていた生きにくさを理解出来てから、私はとても変わることができました。

しばらく会話もせず、距離を置いていた親とは、時間をかけてしっかり向き合えるようになり、

何より、母親に愛されていないと卑屈に感じていたことや、愛されたいと素直に言えずそれが暴言に変わってしまう自分への嫌悪感をなくすことができたのです。

『え、愛着障害って虐待を受けた子どもだけじゃないの??』と思った方!!

実はそれだけじゃないんです。

だから分かりにくく、自分で自分を障害を抱えていると自覚することはまず難しい。

愛着障害

主な原因は

1.子供の基本的な情緒欲求の持続的無視

2.子供の身体的欲求無視

3.主たる保育者の頻繁な交替による安定した愛着形勢の阻害

これらの少なくとも1つによって示される病的な養育。

たとえば、

愛着障害

このように親子関係だけではなく、周囲の環境や遺伝的要因も絡み合って形成された子どもの愛着は、その後の発達や人格に大きく影響を与えることがわかっています。

ある研究では実の親元で育てられている子どもでも3分の1の割合で不安定型の愛着スタイルを持ち、対人関係においても困難を感じやすかったり、不安やうつなどの精神的な問題を抱えやすい子どもがいることがわかりました。

これはカップルのどちらかが不安定型愛着を抱える確率は50パーセントを超えています。

さらに3人の人がいたら、そのうち1人でも不安定型愛着を抱えている可能性は7割にも達するのです。

ですから、

「私は虐待を受けてないから大丈夫。」

「親として自分は子供に暴力は振ってないから大丈夫。」

とは思わないでほしい。

大人になっていくうちに無意識に人は自分の痛みに気付かないように、嫌な記憶を押し込むようになっていくけど、あなたの傷をなかったことにしないでほしい。

もし昔、そして今、親子関係に確執を感じていたり、その経験から今後自分の子どもと接することに不安を感じていたりする方のために、

また現在親として子どもと接するすべての方に、愛着障害について実例も合わせて知って頂きたく思います。

連載になりますので気長に読んでいってください!

私が「愛着障害」を勉強するために参考にした本↓

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1件の返信

  1. 2020-05-06

    […] 「素直に甘えられない…」「人を信頼できない」そんな 私が愛着障害だと気がつくまで① […]

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