ベビーシッター会社「キッズライン」5歳男児にわいせつ容疑
こんにちは!
子育てインストラクターのなっぺです🐣
今回は2020年4月24日にニュースになったベビーシッターが訪問保育中、5歳男児にわいせつ容疑事件について取り上げたいと思います。
最近日本にも広く広まってきたベビーシッター。
待機児童解消や、コロナ禍による在宅ワークの際の解決策として注目されているだけあり、とてもショックの大きな事件です。
まずは、ニュースになった記事からご紹介します。
朝日新聞(4月24日)
下記、本文を引用。
訪問保育中に男児(5)の下半身を触ったとして、警視庁は、東京都練馬区北町1丁目の無職橋本晃典容疑者(28)を強制わいせつの疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。
橋本容疑者はベビー・キッズシッターと利用希望者をつなぐアプリに登録し、男児の両親から保育の依頼を受けていた。同庁は複数の子どもが性的な被害を受ける動画などを確認しているといい、橋本容疑者が同様の手口で低年齢の子どもに近づき、こうした行為を繰り返していたとみて調べる。
捜査関係者によると、橋本容疑者は昨年11月14日、東京都中央区のマンションの男児宅で、男児の下半身を触るなどした疑いがある。前日にアプリを通じ、体調が悪い男児の保育を両親から請け負ったという。
橋本容疑者は今年1月、小学5年だった別の男児に対する強制性交容疑で神奈川県警に逮捕された。
当時は学習支援のボランティアとして、泊まり込みの勉強会に参加していたという。
NHKのニュースでも、橋本容疑者のスマートフォンからは、ほかの男の子のわいせつな画像などが複数見つかっているということで、警視庁は詳しいいきさつを調べています。
調べに対し、黙秘しているそうですが、捜査関係者によりますと、橋本容疑者が登録していたマッチングアプリには、運営会社が審査や研修をしたベビーシッターなどが多数在籍しているそうです。
入会金や登録料は無料なうえ、24時間受け付けていて、急にベビーシッターが必要になっても簡単に依頼できるということです。
また驚くことにこの事件よりも前、昨年の夏にもキャンプのボランティアに参加してトイレに男の子たちを連れ込んで逮捕されている、前科があるとのこと。
今回被害にあってしまった男児以外にも被害にあったお子さまがいらっしゃること、また前科のある方が簡単にベビーシッターに登録できてしまう採用の仕組みは、ベビーシッターを信頼して預けている親としては怖すぎますね。
どこのベビーシッター会社??
記事ではこの運営会社!との公表はされていませんでしたが、ベビーシッターのマッチングアプリを利用しており、24時間受け付け可能なシッター会社はそう多くはなく、またきちんと否定している会社もあります。
まず、上記に当てはまるベビーシッター会社は下記のとおりです。
・smart sitter《スマートシッター》
・KIDSNA《キズナシッター》
・KIDSLINE《キッズライン》
などがあります。
このうち、スマートシッターとキズナシッターは下記の通り、4月24日のその日のうちに報道されている人物の登録およびわいせつ容疑の事実は一切ないとのお知らせをだしています。
スマートシッター「一部報道につきまして」
キズナシッター「本日の一部報道につきまして」
そこで気になるのがキッズライン。
利用者の方がキッズラインへ問い合わせをしたところ、下記のような返答があったそうです。
平素よりお世話になっております。 キッズラインサポートデスクです。
お問い合わせいただいた件に関して、多大なご心配をおかけいたしました事、心よりお詫び申し上げます。
当該サポーターは複数のマッチング会社などを使って活動していたようですが、本事案についてはキッズラインでの活動と特定されているものではございません。ですが、キッズラインに一時的にご登録されていたことは事実であり、警察からの捜査には協力させていただいております。
また、捜査協力とともにキッズラインでは昨年11月中旬に活動停止となり、以降は、一切キッズラインでのサポーター活動を行っておりません。
弊社としてはサポーター登録プロセスにおいて、説明会の実施や、面接、そして現場でのトレーニングを行い、保育実務や能力、そして働く姿勢などもチェックしており、必要な能力に合わせた保育可能年齢での実施を行なっております。
また、サポーターの経歴につきましても、本人確認書類の確認を行い、それにもとづいた過去の犯罪等のチェックを行っております。そのため、犯罪歴等が確認された方は登録できない仕組みになっております。
また本件につきまして、弊社では大変重く受け止めており、引き続き、同様のご心配をおかけしないよう、サポーター登録プロセスの徹底、24時間サポートセンター運営、そして、利用者レビューの確認および、定期的なモニタリングの実施を行います。
つまり、キッズラインを登録していたことは間違いないが、その仕事中であったかどうかは特定できていない…。ということですね。
運営会社であれば、いつどこで自社のシッターが活動するかは把握できるはずですが…
SNSでも今回の件がキッズラインとみている方が多いようです。
キッズラインとは
公式HP<https://kidsline.me/>
「24時間 スマホで簡単に呼べる安心安全のベビーシッター・家事代行オンラインマッチングサービス」が売りのベビーシッター会社。
従来のベビーシッターサービスとは違い、自分に合うベビーシッターを自分自身で探してサイト上から依頼する仕組みで、ベビーシッターと親御様自身に直接メッセージや予約のやりとりを行います。
入会金・登録料は0円。1時間1,000円~ととてもリーズナブルに利用できますが、やはりマッチングであることから採用や人材育成、トラブルがあった際の対応等、品質管理コストが掛かっていないことが今回の事件の要因とも言えるかもしれません。
安さ・手軽さが裏目にでてしまったようです。
とはいえ、今回の事件は大切な子どもの命を預けている利用者からするととてもショックです。
もちろんベビーシッターのマッチングサイトでも素敵なシッターさんがいて、とても助かっているといった口コミが書かれているサイトも多数ありますが、キッズラインは今回の事件を受けた反省と今後の対応を提示しない限り、信頼が戻ることは難しいと感じます。
また、藁にも縋る思いでシッターさんを利用している保護者様にとってはとても辛いですが、安さ・手軽さのメリットだけではなく、運営会社の保障や対応、シッターの質・採用方法等についてもリサーチする必要があると思います。
<NEW> 5月3日キッズラインでもリリース発表
【運営からのおしらせ】として5月3日に公式HPの最下部にUPされました。
発表が遅くなった理由・今回発表することになった理由としては、警察より被害者のプライバシー保護のために公表を控えるよう要請があったようです。しかしながら、一部事実とは異なる憶測を含む報道を受け、更なる不安や誤解を広めてしまうおそれが生じましたため、警察とも相談の上、報告する流れとなったよう。
とはいえ、他社が発表するなか、キッズラインだけ何も発表しないとなれば、利用者の不安は募るばかりだったかと思います。
気になるサポーターの登録基準は下記のようにありました。
◾️弊社のサポーター登録基準について
弊社では、安全・安心を最優先しサポーターの登録にあたっては以下の項目を実施し、すべての登録フローに合格した方のみ、登録および活動が可能となっております。
▼登録フロー
(1)登録説明会(サービス説明また座学研修を含む)の参加
(2)対面もしくはオンラインでの面接
(3)本人確認書類の確認
(4)過去の犯罪歴などの経歴チェック
(5)実地研修(訪問もしくは、オンラインによる研修とテスト)
(6)認可外保育施設設置届の提出
またサポーター登録の合格確定後、各サポーター毎に経験や実績をあわせて、弊社にて保育可能年齢やサービス提供範囲を決定の上で、活動をスタートいたします。
サポーターの活動開始後も、利用者全員のレビューをプラットフォーム上に公開することを必須として、サポーターの活動状況の可視化に努めるとともに、必要に応じてモニタリングを行い、サポートセンターへの問い合わせがあった登録者へは個別指導とともに規約遵守の徹底を行い、必要に応じて登録削除の手続きなどを行なっております。
登録フローを見ると、オンライン面接やオンライン研修に関しては継続するようですね。
またこの上記の犯罪歴の確認は基本的には義務はなく、自己申告となるので、なかなか詳細に確認することは難しいかと思います。
マッチングサービスであるため、サポーター側には「キッズラインは利用者の情報やさおおいーとサービスの内容から発生するあらゆる問題に関して一切責任を負いません」といった利用規約があったり、
利用者側にはお子さまのケガやサポーターの遅刻などのトラブルがあった際は、基本的にはサポーターと直接解決するように言われるようです。
このような特徴をしっかりと把握して、利用を検討する必要があるでしょう。
何にしても、今後二度とこのような事件が起こらないように、更なるリスク管理としっかりとした再発防止に努めて頂きたいものです。
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