【助産師が教える】妊娠中の おっぱいマッサージ と分泌液

こんにちは!なっぺです🐣

今回は妊娠中に行う おっぱいマッサージ (母乳マッサージ)について、実際に助産師さんからの受けたレクチャーをまとめたいと思います。

母乳育児を目指している方は、ぜひ読んでみてください!

 

おっぱいマッサージ どうして必要?

おっぱいマッサージ

赤ちゃんは生まれてすぐから母乳を欲しがります。

かといって、お母さんの母乳はすぐにたくさん出るわけではなく、また赤ちゃんもすぐに上手に飲めるようになるわけではありません。

 

そのため妊娠中から乳房の基底部をよく動かすことで、乳管開通をし母乳の分泌を促進させたり、乳首を柔らかくすることで赤ちゃんが乳首を食わえやすくしたりするためにするマッサージを「 おっぱいマッサージ (母乳マッサージ)」と言います。

湯船やお風呂あがりなど、身体が温まった状態で行うと血液循環が良くなります。産後などお風呂に入れない際は、蒸しタオルで温めてから行うと良いでしょう。

 

ただし、力を強く入れすぎて痛くなるまで行うのはNG!逆に射乳(母乳が放出されること)を促すオキシトシンの分泌を抑制させるとも考えられてます。

またマッサージを始める時期についても要注意です。

 

マッサージはいつから行っても良いの?

おっぱいマッサージ

大体妊娠28週以降からケアを行うことができますが、妊娠中はおっぱいマッサージをすることで、お腹が張りやすくなります。

そのため、必ずかかりつけのお医者さんや助産師さんに相談してから始めましょう。

 

ちなみに私は、34週を過ぎてから助産師さんにレクチャーを受けて始めました!

※妊娠初期はもちろん、切迫早産の場合や子宮頚管長が短いと言われている妊婦さんは控えてください。

 

おっぱいマッサージの仕方

おっぱいマッサージ

おっぱいマッサージには乳房・乳輪・乳頭マッサージの3種類があります。

マッサージを行うときは、マタニティオイルやボディクリームなどを使用して、出来るだけ皮膚の摩擦を少なくしましょう。

またリラックスしたり血流をよくしたりするため、首や脇のリンパも一緒に流してあげてから行っても良いでしょう。

 

乳房マッサージ

1.右の手のひらで左のおっぱいを包み込むように被せ、左の手のひらで左(脇の下)から右側に向かって押します。

2.少しずつ右の手のひらを下にずらし、左手は斜め上(右肩方向)に向かって、同様に推します。

3.最後は右の手のひらをおっぱいの下から被せるようにずらし、左手で上(左肩方向)に向かって押します。

反対側も同様に行います。おっぱいを潰さないよう、また圧をかけすぎて痛くないように力加減に注意しましょう。

 

乳輪マッサージ

1.片手で乳房を支えます。

2.もう片方の手の親指と中指で「C」の形を作り、乳輪を上下から挟むようにつまみます。この時、指同士ではさむ力だけではなく、自分の方へ押す力も加えましょう。

※決して痛くなるまで力を入れすぎないようにしましょう。

3.乳輪部を輪上に位置・方向を変えて、3周を目安にマッサージします。

乳輪の皮膚が固い方は、マッサージオイルをつけてゆっくりと軽い力で行い、皮膚を柔らかくするところから始めましょう。

 

乳頭マッサージ

1.親指、人差し指、中指を乳輪部に上下に置きます。

2.自分の方向に圧迫し、そのままつまみます。

3.伸びるところまで伸ばしてから、ゆっくりと離します。

4.上下、左右3回ずつを目安に行いましょう。

圧迫の仕方がよく分からない時は、実際に助産師さんにマッサージをしてもらうのもよいでしょう。

病院や助産師さんによってもやり方が異なる場合があります!

マッサージ中に出てくる分泌液はなに?

初産婦でも乳輪や乳房のマッサージをすると、黄色や透明の少しトロッとした液が出てくることがあります。

初めて見たときは驚いてしまうかもしれませんが、これは分泌液と呼ばれ、初乳や母乳とは異なるものですが、乳管が開通してきた証拠です。

ただし、基本的に乳首のマッサージは柔らかくする・形を整えるのが目的なので、分泌液を絞るのは目的ではありません。あくまで乳管が開いたかどうかの確認程度に、マッサージを行いましょう。

また分泌液の塊が出来ないよう、コットン等で優しくふき取り、清潔な状態を保ちましょう。

まとめ

初産婦さんはもちろん、前回母乳が出なかった方も、今回もでないとは限りません。
上記を実践することで母乳育児が可能なことがあります。
最初は思うようにいかないことも多いですが、頑張りすぎずに、長く、楽しく続けいていくことが母乳育児のコツです。

妊娠は人によって、また経験によって状況が大きく異なります。

不安なことや分からないことがある場合は、主治医や助産師さんにたくさん相談して、お母さんに合ったマッサージ方法を探していきましょう。

 

 

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