【体験談】子どもを泣かせたくない私が ネントレ を成功させた方法
こんにちは!元保育士のなっぺです🐣
最近よく聞くようになった「 ネントレ (ねんねトレーニング)」
いろいろな本が出版され、SNSでもいかにネントレを成功させるか!と頑張るママさんが多いかと思います。
そんなネントレに対して私が持っていた印象は「泣かせて放置するやつでしょ…」といったものでした。
実際に昔、姉がネントレのために子どもを30分ぐらい部屋で一人泣かせ続けているのを見て「私が親だったら、絶対抱っこしてあげるのに…」と思っていました。
やはり親になってからも、ただでさえ娘が泣く声を聞くのは辛くて(すみません甘々のベタベタです笑)、寝る時も「あなたが安心するなら、いくらでも抱っこさせて!」と思っていました。
ですが、結果的にこんな私でも娘にセルフねんねを身につけさせることができ、「おやすみ!」と伝えて部屋を出て行くだけで、一人で寝れるようになりました!
今回はその時の経験を元に、娘がセルフねんねを習得するまでにどんなことを気をつけて行ったかをご紹介します。
ネントレ とは
ネントレ とは赤ちゃんや子どもの寝る力を上達させるためにする練習のことです。
様々なトレーニング法がありますが、そのうちの1つに最初に挙げた泣かせるメソッドである「エクスティンクションメソッド」というものがあります。
赤ちゃんを寝室に連れていき、そのままあやしに行かずに泣かせ続けるという方法です。
赤ちゃんは泣いても親が来てくれないことを理解し、次第に泣かずに眠るようになるというトレーニング方法です。
ですが、私が行ったネントレは「赤ちゃんが一人で寝る癖をつける」ではなく、「赤ちゃんが一人でも寝やすい環境をつくる」ことに注力しました。
なので、子どものギャン泣きを我慢して聞かないフリをするのではなく、出来る限り泣かなくても寝られるように、私にも娘にも合ったネントレをすることが出来ました!
ネントレを始めたきっかけ
「あなたが安心するなら、いくらでも抱っこさせて!」だった私が、ネントレを始めたきっかけは生後4ヶ月の睡眠退行でした。
それまで抱っこすればほぼ確実に寝てくれていた娘は、ある日突然寝かせようとするとギャン泣きするようになったのです。
赤ちゃんの脳が急成長する時期に起こるもので、それまでよく寝ていた赤ちゃんが急に寝つきが悪くなったり、すぐに起きてしまったりすることを言います。
その度合いや有無は赤ちゃんによって異なりますが、2歳になるまでに6回程度あるとされています。
そんな睡眠退行のせいで、抱っこしてもギャン泣き、落ち着いたと思って降ろすとギャン泣き、寝ついたと思った30分後にギャン泣き…
21時から寝かしつけて、しっかり寝付くまでに2.3時間程かかり、私も旦那もヘトヘトになってしまいました。
更には同時期に始まったパパ見知り。
旦那は育児にかなり積極的で昼間はパパLove!なのに、夜になるとパパがどれだけ頑張ってあやしても、この世の終わりかのように全力で泣き叫ぶようになってしまいました😭
そんなこんなで、娘溺愛のパパは泣きそうなくらい心が折れかけ、私も一人で寝かしつけをしないといけないストレスでイライラ…。
とは言っても、きっそれ以上に本人も疲れているはず。
そこでどうやったら娘が寝やすくなるのか、考えて実践してみることにしました。
私が実践したこと
私がネントレのために実践したのは、この4つのポイントです。
①月齢にあった活動時間を考えてお昼寝させる
②寝る時は真っ暗にする
③寝る前のルーティンと寝る環境を決める
④寝る前の癖をなくす
①月齢にあった活動時間を考えてお昼寝させる
まずは日中の過ごし方を見直すことにしました。
赤ちゃんは月齢によって活動時間の目安があります。
出所:ママと赤ちゃんのぐっすり本 「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド より
この目安によると4ヶ月の娘の場合は約1時30分だったので、そのタイミングで少しでも眠たい仕草(顔を擦る、少し機嫌が悪くなる)が見えたら、ぐずっていなくても寝室に連れて行くようにしました。
よく「夜寝かせるために日中はなるべく起こしておく」といったネントレも聞きますが、これはうちでは逆効果。
疲れすぎて寝付けず、夜のギャン泣きがさらにひどくなってしまいました。
ですが、活動時間を意識するだけで、かなり大きな変化がありました。
今まで昼間もぐずってなかなか寝れなかった娘も、この時間を目安に寝室に連れて行くだけですんなり寝るようになったのです!
もちろん、夕寝もしっかりします。
出来るだけ毎日同じ時間帯に授乳して、夕寝をしてもらうことで寝る時間までぐずらず、かつ夜もしっかり寝るようになりました!
②寝る時は真っ暗にする
電気や、カーテンから漏れる光は寝ようとする赤ちゃんにとって刺激になってしまうそうです。
そのため昼間も夜も寝る時はカーテンを閉めて、電気を消すことにしました。
今までは、夜寝る時以外は寝室には連れて行かず、リビングの明るい中でバウンサーや抱っこで寝かそうとしていましたが、ぐずって寝てくれないことが多かったのもそのせいか!と納得。
もちろん、夜みたいな真っ暗にはなりませんが、それでも娘にとっては気になる要因が減ったようで寝つきがよくなりました。
③寝る前のルーティンと寝やすいタイミングを探す
これは赤ちゃん自身が、「これから寝る時間なんだ!」と理解するために行います。
我が家の夕方〜夜のルーティンは
17:30 授乳
18:00 夕寝
18:30 夕食準備
19:30 夕食
20:00 お風呂(パパ担当)→スキンケア→授乳→絵本→「おやすみ」と言って電気を消す
と言った流れです。
先ほども書いたように、夕寝は夜寝るための大切な要素で、ここで寝れないと夜が眠すぎてぐずってしまいます。
以前までは18時までにはお風呂に入れていて、その後に夕飯を食べていたのですが(その間娘は遊んでるかグズグズ)、いろいろ試してみるとお風呂のすぐ後の方が寝やすいことが分かり、このタイムスケジュールになりました。
なので、お風呂を出たらもう寝る準備。
部屋の電気は少し落として、スキンケアをしてから授乳。絵本を2.3冊読んで、お気に入りの人形をもたせて、寝る時に流すオルゴールをつけるのが我が家のルーティンです。
また、部屋の温度は夏で26〜28度、冬で20〜22度が赤ちゃんにとって快適な室温と言われています。
ただエアコンをつけると乾燥してしまうので、我が家では冬は薄手の毛布と赤ちゃん用の羽毛布団を使っています。
(たまにぐずりが収まらない時はかけすぎて暑いこともあり、子どもの様子を見ながら調整してます)
寝返りが始まってごろごろ動いてしまう、布団を蹴っ飛ばしてしまう赤ちゃんにはスリーパーもおすすめです!
④寝る前の癖をなくす
寝る直前というのは赤ちゃんが1番安心したい時間です。
例えば添い乳やトントンをしないと寝なかったり、ママの顔や髪をサワサワしたりするのは、そんな癖がひとつの安心材料となっているからです。
我が家でもそれまでは抱っこもトントンも大歓迎!睡眠退行の時には秘密兵器の添い乳に何度助けられたか…って感じでしたが、その癖を徐々にやめることにしました。
具体的にいうと、寝る前のルーティンが終わった後は隣で寝たフリ!!
話しかけられても、触らず、とにかく目をつぶって寝息を立てる。
最初のうちは電気を消して真っ暗になった時が1番ぐずりやすかったので、その時だけトントンして、本人が寝る体制に入ったら、トントンをやめる。あとは本人が寝付くまで寝たフリをするだけです。
ちなみに娘の“寝る体制”は目を瞑って指をちゅぱちゅぱすることで、この体制に入ったら8割寝付くことができます!
2週間ほど続けると、確実に寝付くまでの時間が短くなっていき、トントンがなくてもこの寝る体制に入れるようになりました。
セルフねんねが出来るまで
ここまでくると、あとはママがいなくても寝られるようになるだけ!
最初は比較的寝付きやすいお昼寝から、寝室に連れて行って「おやすみ!」と声を掛けて部屋を出てみると…。
なんと1発目からセルフねんね成功!
その後のお昼寝もぐずって呼び戻される時もありますが、隣にいるだけで寝れるまでになり、寝かしつけがとっても楽になりました。
その後も1週間ほど続けると、夜もおやすみの一言で寝られるようになり、ネントレを始めてから約1ヶ月でセルフねんねを習得しました。
また、抱っこで寝かしつけをしていた時よりも布団で一人で寝付いた時の方が、すぐに目を覚ましてしまうことが少なくなりました。
これは寝付いたときと同じ環境(体制)のため、赤ちゃん自身がふと目を覚ました時も不安にならず、そのまま寝られる(再入眠できる)からだそうです。
こうしてセルフねんねが出来るようになると、これまで『抱っこして寝かしつけて、降ろしたら泣いてしまって、寝付いたと思ったのにまたすぐ起きて…。』を23時過ぎまでやっていた以前と比べて、21時ですんなり寝てくれるようになったので、一人の時間や、夫婦でのんびりする時間が出来ました。
(ギャン泣きして疲れ切っている時は、夫婦仲もギスギスしていましたが…今はお互い余裕が出て、仲もとても良くなりました!笑)
もしギャン泣きしてしまったら
我が家では一度ギャン泣きしてしまうと、部屋で放置したり、無理に降ろしたりしてセルフねんねをさせようとはしません。
もちろんこれにはそれぞれのネントレメソッドがあって、「ギャン泣きでも30分は様子を見る」というメソッドもあるでしょう。
ただ最初にも話したように、私は子どものギャン泣きを聞き続けるのはとても辛くなってしまいます…。
こんな時は声をかけて一度しっかり目を覚まさせるようにしてます。
そうするとママを見て安心して泣き止む時もありますし、それでも落ち着かない時は抱っこ紐やベビーカーで夜の散歩、ドライブ・・などもいいと思います。おっぱいやミルクで安心することもあります。
それぞれのおうちのそれぞれのやり方で、この時期をしのいでいるのが実状で、残念ながらこれといった特効薬はありません。
また何とかして寝かせようと躍起になっていると、そのイライラは赤ちゃんに伝わって逆効果にもなります。
夜泣きはいずれ治まる時がきます。
しばらく付き合うつもりで、いろいろ試してみて、我が子に合った対応策を見つけましょう。
もしどうしても毎日大泣きで、何を試しても変わらなくて、疲れきってしまったら。
夜泣きすること自体は子どもの成長、発達にとって大きな悪影響はありません。
むしろその事でお母さん、お父さんが育児疲労に陥ってしまうことの方が心配です。
お子さんの昼寝の時間に一緒に寝て身体を休める工夫や、周りの人や地域の子育てセンター、病院に助けを求めることも大切です。
まとめ
今回睡眠退行がきっかけでネントレを始めたのですが、結局は「子どもが寝やすい環境を作る」ことで、1人でも寝られるようになりました。
もちろん!赤ちゃんはロボットではないので、怖いことがあった日、刺激的だった日、楽しすぎた日、また睡眠退行のように赤ちゃん自身が成長して戸惑っている日…
そんな日はセルフねんねが出来ず、寝つきが悪いこともあります。
また大人もそうであるように、子どもも1人で寝たくない時、誰かに甘えたい時はあります。
そんな時こそ、私はたくさん抱きしめてあげたいと思っています。
そうしたからといって、次の日からセルフねんねが出来なくなることはありませんし、甘えん坊に育つわけでもありません。
赤ちゃんは親との信頼関係を基礎に、いろんな物や人との関わりが広げられます。
そんな大切な時期であることを忘れずに、ネントレに無理をせず、「こんな日もあるよね〜」っと気持ちを軽く取り組んでくださいね!
ちなみに「医者が教える赤ちゃん快眠メソッド」という本は、とってもおすすめです!
いかがでしたでしょうか。
他にも気になる記事がございましたら、ぜひご覧ください!
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