旦那さん大好きな私が、 夫婦別姓 を選びたかった理由
こんにちは!なっぺです🐣
突然ですが、私は旦那さんのことが大好きです!(笑)
まだ結婚して4年ですが、付き合ってからずっと優しくて面白い旦那さんと、「本当に結婚して良かったな~」と常に思っております。
そんな私ですが、実は『選択的夫婦別姓』に賛成で、今からでも旧姓に戻れたらいいのになと思っています。
今回はその理由について書いてみました。
選択的夫婦別姓に賛成の理由
①改姓の手続きがとても大変
え、そんなこと!?
と思われるかもしれませんが、職場の手続きはもちろんのこと、クレジットカードに銀行、パスポート、免許証、マイナンバーカード、携帯電話にネットの通販サイト、その他多くの登録サイトや各種カード…。
簡単に思いつくだけでもこれだけあって、実際に行う手間はこれ以上です。
中には改姓に戸籍謄本が必要なもの、平日に行かないといけないもの、わざわざ遠くまで手続きをしに行かないといけないものなど。
仕事をしながら、または妊娠・子育てをしながら、これらの作業を行うのはとても大変です。(実際、いまだに変えられていないものもあります)
もういっそのこと、全てマイナンバーに紐づけて一括で変更出来てほしいと思うくらいです。
②苗字が途絶えてしまう
私自身が三姉妹の末っ子で、姉たちはすでに結婚して改姓してます。
なので私が改正をすれば、両親の苗字は途絶えてしまうことになる。それがすごく悲しく感じました。
特に私の両親は、同じ苗字同士で結婚をした珍しい夫婦なので、その分私も大切にしたい想いがありました。
例えば私の実家が家業等をしていれば、それを理由に自分の姓にしてもらうことをお願いできたかもしれませんが、ごくごく一般家庭の私には、旦那さんの両親(しかも自営業のお二人)を納得させるというハードルが高すぎました…。
③『夫氏婚=嫁ぐ』という考えがイヤ
現在の日本では家制度は廃止されていて、夫氏婚=嫁ぐ、妻氏婚=婿養子というのはなく、婚姻したら夫婦2人も親の戸籍は抜けて、新しい戸籍になります。
けれど、『姓を合わせる=そちらの家に嫁ぐ』という考えは、今もしっかり根強いです。
私も「もう○○家の一員なんだから~」と言われたり、実際にそう感じる出来事が多くありました。
私にとってはそれは、まるで自分の親を捨てたような悲しい気持ちになります。
④苗字も私のアイデンティティだった
名前と同じくらいに、苗字も私を表す1つのアイデンティティだったんです。
それを「はい、好きで結婚したんだから手放してね。」というのは、なんだかとても寂しい。
好きな人と一緒に生活したいだけなのに、私が私である照明を手放さないといけないのは、なんだか違うなと感じました。
特にこの名前で仕事をしてきた人は一種の成果の証明でもあるので、職場では変えていないという人も多いと思います。
⑤『選ぶ』という選択肢すらない違和感
それぞれの夫婦に合ったカタチを『選ぶ』という選択肢すらない違和感。これが一番大きい気がします。
そもそも日本では夫婦別姓を選択することは出来ません。(←世界の中では日本ぐらいらしい)
さらに姓を変更する時、女性が姓を変えるケースが96%とほとんどなんです。
子どもの時は、何か特別な理由がないといけないくらい、妻が夫の姓になるのが普通だと思っていたけど、大きくなるうちに「どうしてこれが当たり前なんだろう…。」とすごく違和感を持つようになりました。
選択的夫婦別姓 が認められない理由は…
私が小学生の時からこの問題は話題になっていて、自分が結婚するくらいにはさすがの日本も変わっているだろうな~と期待していましたが…
何も変わっていませんでした😂
先ほども挙げたように、男女平等とは言いつつも、まだ日本では結婚=旦那さんの家に嫁ぐ(もしくは婿入りする)って考えが抜けきれていないし、実際にそう感じる出来事が私自身も多くありました。
結婚前はただ漠然と、「結婚はしたいけど、改姓するのが嫌だな~」という気持ちだったけど、結婚してそんな出来事に出会う度に、「私は誰のものでもなくて、私でありたいのに…」と感じることが増えた気がします。
(もちろん何度も言うように、旦那さんもその家族も大好きですが、それとはまた違うベクトルの話。)
世代間の感覚の違い?
私の両親の世代(いわゆる団塊の世代~バブル世代)を見ると、やっぱり「男の人は一家の大黒柱!女性はそれを支える役割。」といった考えの方が多く、私たちの世代(ゆとり~さとり世代?)の「ジェンダーレスが当たり前!大切なのは自分が自分らしくあること。」みたいな感覚は、なかなか理解しづらいのかな?と思います。
(もちろん一概に決めつけるわけではありませんし、どちらが良い悪いというわけでもありません)
ただ、国の方針を決める政治家さんたちは圧倒的に上の世代が多いでしょうから、その方たちが理解出来ないことは、簡単に変わらないのは間違いないのでしょう。
私自身は『買うなら戸建てにするか、マンションにするか』みたいな感覚で、それぞれの家族に合う将来を選べたらいいのにな~。と思います。
夫婦別姓 は絆が薄れる?子どもが可哀想?
姓が違うと夫婦や家族の絆が薄れる?…そんなことないですよね。
事実婚でも仲が良くて素敵な家族はたくさんいますし、姓が同じであっても離婚することだってもちろんあります。
また「両親の姓が違うと子どもが可哀想!」といった意見もありますが、選択的夫婦別姓が当たり前になった世の中では、今のように気にならなくなるでしょう。さらに言えば、親の姓が違う=離婚した、と捉える風潮がなくなれば、多くの子どもにとっても楽になると思います。
それよりも、周りの大人の「~は可哀想。」みたいな考えがなくなれば、もっと当事者は生きやすくなるのになって思います。
(ひとり親は可哀想。保育園は可哀想。障害を持っているのは可哀想。など…大半の可哀想は当事者からすると大きなお世話だったりするように。)
第一、これに関してはまだ誰も経験していませんからね!
『選択的』の意味を知ってほしい
どちらにせよ、あくまでも「選択的」なので、論点は自分ならするかしないかではなくて、「ほかの夫婦にも同姓を強制せざるを得ないのかどうか」ってところなんだと思います。
「同姓こそが結婚!」と憧れを持つのも素敵だし、「私は一生変わらない私でありたい」と心に決めるのも素敵だと思います。
それぞれの家族のあり方が認められる、そして家族のカタチを選択する権利がある、そんな世の中であって欲しいです。
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